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わたしを離さないで(NEVER LET ME GO)

何を見に行こうかな~と時間的に合う映画の予告編をいくつか見てたんですが、タイトルを知らなかったこの作品に一番興味をひかれて観に行きました。映画では現実の様に淡々と描かれていましたが、信じられないことが国家として制度化されている怖い世界観の映画でした。


1970年前後の頃、イギリスのとある寄宿制の小学校でキャシー、トミー、ルースを含む多数の生徒が小学校から出ることを許されていない閉じた世界で生活をしていました。トミーはやや情緒不安定で同級生からいじめを受けがちでしたが、キャシーはそのトミーのことが気になる様子。色々と世話を焼いたりしていました。そんなある時、新任の教師が着任しましたが、しばらくして、その教師が生徒たちに「外の世界の人は自由で、色々な可能性があるが、あなた方の将来は既に決められている。」と言う様なお話を悲しそうな表情で行いました。その後、その教師は学期の途中にもかかわらず、退官されてしまうのでした・・。

冒頭に書きましたが、怖い世界観と言うか、異常な行為が国の制度として成り立っている世の中が舞台となっています。内容的にSFだと思うんですが、時代設定が1970年ごろに置かれていて、建物や生活などがごく普通のなじみある世界で描かれています。その中に異常な制度が自然に生活に溶け込んでいるため、ありえないことであるにもかかわらず、何となく我々のリアルな世界の中でもあり得るんじゃないかと言う感覚になってしまいました。

と言うことで、命の大切さはもとより、人間の怖さを感じられた映画でした。たぶんあまり知られていない気がしますが、いい映画でしたので、ご覧になってみてください。


以上、ご参考。


  

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